コラム

2021年8月03日

押さえておきたい基本のビジネスマナー

昼職に転職する際に、昼職経験がないとビジネスマナーも不安要素ではありませんか?
今回は、社会人として知っておきたいビジネスマナーについてお伝えします。

そもそもビジネスマナーとは?

ビジネスマナーとは、社会において仕事をする上で、職場での人間関係を円滑に進めるために、必要とされるマナーのことです。
単にビジネスマナーと言っても、挨拶に始まり、身だしなみや言葉遣い、名刺交換、電話対応等々…幅広いです。
身だしなみや言葉遣いは、一般常識とされるものでもありますが、ビジネスシーンで必要となる電話対応や名刺交換は、調べたり、教えてもらったり、実際に経験したりしない限り身につく機会はないかと思います。
実際私自身も社会人となって初めて、名刺交換をする場面に遭遇しました。
人生で一度も名刺交換をしたことがなく、かつビジネスマナーの予習もしていなかった私は、横書きの名詞を縦方向に相手に差し出し、盛大に苦笑いされた経験があります…。
この記事をお読み頂いている皆さんには、そのような恥ずかしい経験を積まずに、順調な社会人ライフをスタートさせて頂きたいので、今から、社会人として最低限押さえておきたい基本的なビジネスマナーについてお伝えしていきたと思います。

挨拶

ビジネスマナーの基本中の基本は挨拶です。
新入社員のうちは緊張もしていますし、なかなか自分から周りに声をかけたりできない方もいるかもしれません。
ですが、新入社員のうちこそ積極的に自分から挨拶をしましょう。
上司や先輩に先に挨拶をさせないように気をつけることも大切です。
特に朝の挨拶は重要で、一日の始まりの明るい挨拶は、職場の雰囲気を明るくしますし、周りからの印象も良くなり、顔と名前を覚えてもらいやすくなります。
上司、先輩、同僚、社内外問わず、元気よくはきはきと、自分から進んでTPOに合った挨拶をしましょう。

身だしなみ

身だしなみも重要なビジネスマナーの1つです。
清潔感のある服装や髪型は相手に好印象を与えます。
整えた髪、スーツやオフィスカジュアルなどのきちんとした服装を心がけましょう。
逆に、派手過ぎる髪色や髪型、露出の多い服や過度なアクセサリーは相手に不快感を与えてしまいます。
女性であればメイクも身だしなみに含まれます。
スッピンも良くありませんが、派手過ぎも印象が悪いので、ビジネスシーンに相応しい、落ち着いたメイクにすると好印象です。
休日はどんなに着飾っても誰にも文句は言われませんが、仕事ではその場にあった身だしなみを心がけましょう。

言葉遣い

当然ビジネスシーンで大切な言葉遣いですが、どのような言葉遣いが適しているのか分からない人も多いと思います。
目上の方に対して使う「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」をきちんと使えるようにしておきましょう。
それぞれよく使う例を挙げておきます。

尊敬語
言う、話す→おっしゃる
聞く→お聞きになる
見る→ご覧になる
行く→いらっしゃる
来る→お見えになる
する→なさる、される
読む→お読みになる
食べる→召し上がる

謙譲語
言う、話す→申し上げる
聞く→うかがう
見る→拝見する
行く→伺う
来る→参る
する→いたす
読む→拝読する
食べる→いただく、頂戴する

丁寧語
言う→言います
聞く→聞きます
行く→行きます
来る→来ます
する→します
読む→読みます
食べる→食べます

労いの言葉や、謝罪で多い間違いは、「すみません」「ご苦労様です」などです。
「すみません」は、「申し訳ございません」、「ご苦労様です」は「お疲れ様です」となります。
知らぬ間に失礼な対応をしてしまわないように気をつけましょう。

時間

時間を守ることも、重要なビジネスマナーです。
学生時代や友人間では、約束の時間に遅れたとしても、「ごめん」の一言で済んだかもしれません。
ですが、社会人はそうはいきません。
ほんの一分時間に遅れたとしても信用を失ってしまい、その信用を回復することはとても難しいです。
出勤時間、アポイントの時間、MTGの時間、書類の提出期限など…、社会人には守らなければならない時間や期限がたくさんあります。
約束した日時は絶対に忘れないように、スケジュール帳やスマートフォンにメモしておきましょう。
時間や期限を厳守する習慣を癖付けておくのがベストです。
時間を守るのが苦手なのであれば、10~20分前行動から始めると良いと思います。

名刺交換

名刺の交換は社会人になると、頻繁に行われます。
初対面で自己紹介と同時に名刺を交換します。
交換の仕方を知らないと、ビジネスマナーのなっていない人、常識のない人と判断されてしまいます。

名刺交換の仕方

① 名刺を相手が読める向きに持ち、目下の方から先に、相手の名詞より下の位置で差し出します。
② 受け取る際には、「頂戴いたします」と言いながら両手で受け取ります。
同時に差し出しているなら、右手で差し出し、左手で受け取ります。
③ 受け取った名刺は着席する場合、すぐにしまわず、名刺入れに重ねて置きます。

電話対応

ビジネスシーンで欠かせないことの一つに電話対応があります。
メールや書面のやり取りも多いですが、急を要する対応では、電話もよく使われます。
顔が見えないやり取りですので、声のトーンや言葉遣いがとても大切です。
丁寧な言葉遣い、トーンは普段より高めにして明るく話すのがポイントです。
電話を取った際には、「ありがとうございます」、「お世話になっております」などの挨拶をし、会社名、名前などをハッキリ伝えましょう。
それぞれの企業によって決まった挨拶がある場合も多いので、あらかじめ習って練習しておくと安心です。

まとめ

今回は最低限知っておきたいビジネスマナーについてお話しましたが、いかがでしたか?
まだまだ知っていた方が良い、ビジネスマナーはたくさんあります。
社会に出た時、いざ必要になっても知らないと恥ずかしい思いをしてしまいます。
事前に調べて準備しておいて損はありませんので、自分が就職する業種に必要そうなビジネスマナーについては予習しておきましょう。

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