コラム

2021年5月21日

昼職に転職するためには資格は必要?

昼職に転職するためには資格は必要?

昼職への転職を検討されている方で「資格があった方が転職に有利なのかな?」と疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、昼職への転職に資格があった方が有利なのか、また、どんな資格が有利か?という疑問にお答えします。

職種によっては、資格は必ず必要という訳ではない

結論からいうと、転職を希望される職種によっては、必ず資格が必要というわけではありません。
資格よりも、面接での人柄や態度、ポテンシャルを重視している会社もあります。
そのため、昼職のために焦って取得する必要はありません。

もちろん資格を持っていると有利になる職業も沢山ありますので、自分の目指している職業と照らし合わせながら、資格の勉強をするのか、それともまずは業界の勉強をするのかを考えてみると良いでしょう。

今からでも遅くない!昼職に転職を有利にする資格とは

事務職:MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

昼職への転職として、一般的に広く人気があるのが事務職です。
事務職は、主にパソコン作業が多く、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Office使うことが一般的です。

MOSとは、Microsoftが認定するMicrosoft Officeに関する国際資格であり、取得することによってソフトの基本的な知識を把握しているという証明になります。

Wordは議事録などの文章作成、Excelは売上や顧客管理などのデータ管理、PowerPointは提案資料の作成など、事務職ではいずれかを使用するため、取得すると有利になる可能性が高いです。

経理:簿記検定

事務職と同様に人気が高いのが、お金の管理、計算を扱う経理の仕事です。
経理は、掛金の管理や決算業務、給与管理から税務申告まで主に会社のお金周りの仕事を年次、月次、日次単位で担当します。

簿記検定とは、帳簿の付け方や、帳簿に書かれている数字を理解するだけでなく、そこから経営成績と財政状況を把握する基礎能力があることを認定する資格です。
簿記の資格を持っていなくても転職できる可能性はありますが、取得することによって給与アップなど有利に働く可能性が高いでしょう。

簿記検定には、広く知られている3つの簿記検定がありますが、これから経理職を目指す人におすすめの検定は”日商簿記”です。

秘書:秘書検定

秘書は、社長や役員クラスのお仕事のサポートをするのが主な仕事です。
スケジュール管理や打ち合わせの同行から、出張の手配や会食のお店手配など、やることが幅広く多岐に渡るため、基本的なビジネスマナーやスキルが必要になります。

秘書検定とは、ビジネスの場に必要な知識や技能、社会人として求められる一般常識や接遇・マナーの知識及び技能を問う検定試験です。
実際の試験では、秘書業務に関するものだけでなく、正しい敬語の使い方や慶弔時のマナー、コミュニケーション能力など社会人として必要な一般常識を幅広く問われる試験内容になっています。

昼職で秘書を目指している人以外でも、社会人としての一般常識を網羅することができますので、おすすめの検定です。

医療事務:診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務とは、病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職全般のことを言います。
一口に事務と言っても、パソコンに向かって作業をしているだけではなく、実際には「受付・会計業務」「クラーク業務」「レセプト業務」という3つの役割から成り立っています。

診療報酬請求事務能力認定試験とは、この3つの医療事務業務の中でもレセプト業務(診療報酬明細書)の作成能力があるかどうかを判断される資格試験です。
合格率は約30%となかなか難易度の高い試験で、医療事務の試験としては最高峰と言われています。

難易度が高い分、昼職への転職前に取得することで就職に有利になる可能性が高い資格と言えるでしょう。

不動産営業:宅地建物取引士

不動産営業の仕事内容は、主に不動産を個人や法人に販売したり、賃貸契約の提案をしたりする仕事です。
不動産営業と一口に言っても、賃貸契約の提案や、自ら営業に行くのか、来店客に対して提案するのか、その具体的な仕事内容や働き方は様々です。

宅地建物取引士の資格があればキャリアアップを目指しやすい資格なので、不動産営業のお仕事に就きたい場合はおすすめの資格です。

宅地建物取引、略して宅建とは不動産の売買を行う上でお客様が不利な契約を結んでしまわないよう、お客様が知っておくべき事項を説明し取引をスムーズに進めるために作られた資格です。

宅建に合格した際には、合格通知を受けて受験した都道府県で登録申請を行い、宅建士の交付を受ける必要がありますので合格して終わり、とならないように注意しましょう。

登録申請には2年以上の実務経験が必須条件となりますので、実務経験がない場合には登録実務講習を受けることで要件を満たすことができますので、併せて把握しておくと良いでしょう。

宅建の資格を持っていると不動産会社の昼職にはかなり有利になりますので、ぜひ取得をご検討頂ければと思います。

まとめ

冒頭でもお伝えしたように、昼職に転職する際に資格は必ずしも必要という訳ではありません。
資格以外に、人柄や語学力(英語や中国語を話せる)を評価してくれる会社もたくさんあります。
そのため、自分の目指す方向性にあった資格取得や勉強に励むと良いでしょう。

また中には階級がある資格も多いですが、難易度の高いものの方がやはり評価されやすい傾向にあります。
資格取得を目標としている方は自分の出来る範囲で高い階級を目指すことをおすすめします。

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