コラム

2023年1月24日

履歴書の書き方がわからない方へ。夜職の記入方法も解説

履歴書を書くにあたり、「書き方が分からない」「夜職のことをどうやって書いたらいいの?」と不安になる方も多いと思います。

そこで今回は、履歴書の基本の書き方を解説していこうと思います。

基本的な履歴書のマナー

本章では以下の3点について説明致します。
・空欄をなくそう
・修正液・修正テープはNG!
・手書きの方がいいの?

空欄をなくそう

まず最初に、基本的に履歴書の空欄はないようにしましょう。
全ての欄を埋めている方が高い評価をいただける場合が多いです。
昨今、履歴書の提出不要といった企業も年々増加していますが、殆どの企業で履歴書・職務経歴書の提出が必要になっています。
履歴書は応募してきた求職者の第一印象となりますので、丁寧に作成することをお勧めします。
書くことがない場合は「なし」と記入することで空欄を防ぎましょう。

修正液・修正テープはNG!

誤字脱字をしてしまった場合、必ず新しく作成しなおしましょう。
「少しくらい大丈夫?」だと思っても、受け取る側へは「入社した際、ミスをした仕事をどうこなしていくか」への判断に繋がる可能性があります。
対面をしていない段階では、その人のことを知る材料が履歴書しか無いため、必ず丁寧な作成を心がけましょう。

手書きの方がいいの?

履歴書上で一番大事なことは、内容です。
もちろん手書きの方が良いとされていた時代もありましたが、今やネット上で応募が出来る媒体も増え、データとして履歴書を送付する機会も多くなりました。
結果として、どちらでも構いません。審査に影響は殆ど無いと思います。ご自身のお好みで作成しましょう。
ただ、読みやすい字、大きさで記入をするようにしましょう。字に自信がない方は、PCやスマートフォンで作成することをお勧めします。

個人情報欄の書き方

本章では以下の7点について説明致します。
・顔写真の貼付
・日付の書き方
・氏名
・生年月日
・住所
・電話・メールアドレス
・個人情報に関して同じ欄が二つある場合

顔写真の貼付

情報欄の中でも、一番大事な箇所です。
写真を貼り付けずに提出する方もいますが、必ず貼り付けましょう。
履歴書用の写真サイズをしっかり確認し、お手本となる髪型や服装、表情などを参考にし写真を撮りましょう。顔がしっかり見えるよう髪をまとめ、清潔感のある格好が◯です。
夜職経験のある方ですと、お化粧は濃いめで出勤される方も多いかと思いますが、なるべく薄めにしましょう。真っ赤なリップなどは避けてください。
服装はスーツがベストですが、お持ちでなければYシャツやジャケットでも問題ありません。

日付の書き方

企業に提出する日を記入しましょう。
「作成した日ではない」ことがポイントです。
面接する日、郵送であればポストに投函した日を書きましょう。

氏名

ふりがなの記入をパスしてしまう場合が多いので、忘れずに。
押印欄がある場合は印鑑を押し、押印欄がない場合、印鑑は不要です。

生年月日

和暦・西暦は履歴書上で全て統一しましょう。
殆どの履歴書に「満 ◯◯歳」と記載があるかと思いますが、この満とは、その年に何歳になるかではなく、現在の年齢を記入します。例えば、現在25歳の1月で、誕生日が7月だった場合、25歳と記入しましょう。誕生日以降に履歴書を作成する場合は、26歳になります。

住所

市町村から記入する方もいますが、必ず都道府県名から書きましょう。
ふりがなはも丁寧にふりましょう。
郵便番号も忘れずに。

電話・メールアドレス

電話番号だけではなく、メールアドレスも併せて記入しましょう。
企業の担当者が合否・面接の場所や時間の連絡をする際、電話ではなくメールで伝えることがあります。Webでのオンライン面接も増えているため、ZOOMなどを使用する際には部屋に入るためのURLが必要になってくるので、口頭は伝えることが難しい場合があります。そういった際にはメールでの連絡が多いでしょう。
アルファベットの記入ミスには注意してください。

個人情報に関して同じ欄が二つある場合

空欄を防ぐ為、「同上」と記入しましょう。

学歴・職歴の書き方

本章では以下の7点について説明致します。
・学歴、職歴
・なるべく空欄を減らすために
・夜職での経験をどうやって書いたらいいの?

学歴、職歴

学歴と職歴は分けて記入します。
まずは一段目中央に学歴と記入しましょう。
次の段からは最終学歴を記入していきますが、「最終の一つ前の学歴の卒業」から書いていくと良いでしょう。例えば高卒なら、「〇〇中学 卒業」、次の段に「〇〇高校 入学」次の段に「〇〇高校 卒業」となります。学校名は都道府県から正式名称を正しく記入しましょう。こちらも和暦・西暦は必ず合わせて書きます。
次に学歴と職歴の間を一段あけて、学歴と同じく段中央に職歴と記入します。
中学を卒業してから、または高校・大学を卒業してから働いた経験のある職歴を書きますが、こちらは基本的にアルバイトやパート以外の正社員歴を記入します。
逆に正社員歴がなくアルバイトやパート、派遣社員の経験のみの方は、今まで働いてきたアルバイト・パート・派遣社員の経験をすべて記入しましょう。その場合、「〇〇株式会社 入社(アルバイト)」のように、アルバイト・パート・派遣社員であることを必ず付け加えましょう。
最後に次の段右端に、「以上」と記入します。

なるべく空欄を減らすために

就業してきた経験の少ない方ですと、空欄が目立つ場合があります。なるべく空欄を埋めるためにお勧めなのは、入社年月と企業名を記入した次の段に就業経験してきた職務内容を簡潔に記入することです。例として、コンビニでの接客勤務であれば「〇〇株式会社 入社」、次の段に「コンビニスタッフとして接客に従事」のように書きます。あくまで空欄を埋める為なので、詳細に書く必要はありません。

夜職での経験をどうやって書いたらいいの?

まず最初に、一番してはいけないことは「嘘を記入すること」です。ただし、キャバクラ、ホステス、風俗といった言葉で記入することはありません。「飲食業」や「サービス業」と記載するようにしましょう。何故なら水商売と記載があるだけで、書類不合格となってしまう場合があるからです。就活中ですとせっかく応募しよう!という気持ちになっている時に不合格通知が来ると、精神的にダメージを食らってしまうこともあります。次へ次へという気持ちの切替もしていかなくてはならないですが、人によってはなかなか難しい問題でもあります。なるべく書類選考を通過するためにも、書類上の印象は良くしていきましょう。

資格について

正直、資格の段や級、資格を取った時期によります。
例えば現在25歳の場合、高校卒業レベルといわれる漢字検定2級を高校在学中に取得したとしても、好印象を与えるほどその資格に効力はありません。
何故なら、現在の能力を判断する材料にはならない為です。
社会人レベルである資格や、一般的に就職するにあたり能力の判断基準になりやすいTOEICの成績などを記入しましょう。
免許証を所得済みであれば必ず記載してください。
特に資格をお持ちでない方は、空欄を避けるために「なし」と記入しておきましょう。

志望動機や特技、アピールポイント

本章では、以下の2点のご説明をしています。
・志望動機
・特技、アピールポイント

志望動機

こちらはなぜその企業に応募しようと思ったのか、自身の思いを伝えることが出来る場です。書き方としましては色々ありますが、「その職種・業種を選んだ理由」「その中でその企業を選んだ理由」「現在や過去の職種での経験との結び付やきっかけ」を記入するのが一般的でしょう。現在働いている職種での経験を上手く説明できると、企業側に「この人材は入社した際に弊社でこういった場で活躍が出来る」と解釈してもらえるので、自身をアピール出来るチャンスの欄です。積極的に今までの経験などを記入していきましょう。面接の際にも同じことを聞かれる場合がございますので、内容の相違がないように必ずコピーやデータで別途保存しておきましょう。履歴書に書いてあることと、実際面接で回答したことが違うと企業の人間からも不審に思われてしまいます。

特技・アピールポイント

こちらの欄に関しては、「特になし」とは記載せず、なるべく埋めるようにしましょう。
まずは自身の持っているスキルを記入します。例えば事務職での仕事へ応募する場合であれば、オフィスアプリ(Word、Excel、PowerPoint等)の使用歴や使用可能なスキルを記入します。なるべく応募する企業へ関連性のある資格を記入しておくと良いでしょう。
その他、過去に経験してきた職務内容を記入することも良いかと思います。
特技に関しては、職務以外でのプライベートな趣味を記入することも可です。例として、自身の好きなこと、趣味を書いていきます。ただし、「旅行」「映画鑑賞」といったジャンルのみを記入するのは避けましょう。仕事以外での人柄の面をアピール出来る場になりますので、具体的に埋めることをお勧めします。

本人希望欄ってなに?

基本的にはシフトや希望勤務時間、部署など、または企業によっては日本全国での求人応募をされている場合があるので、希望勤務地などを記入します。簡潔に書くのではなく、希望する理由を添えると丁寧です。何故そのシフト希望なのか、勤務時間なのか、または何故その部署を希望するのかを付け加えておくと、企業側もそういう理由であれば、と納得して履歴書を見ることが出来ます。
特に希望がない方でも、空欄はないように、「特になし」ではなく「貴社の規定に従います。」と記入しましょう。

通勤時間や扶養家族、配偶者の欄

意外と見落としがちであるこちらの欄ですが、もちろん空欄はないようにしましょう。
履歴書においてこの部分が大きく合否に影響があることはあまりないですが、大事なことは「履歴書をすべて埋めること」です。
簡単に書くことが出来ますので、空欄は避けましょう。
通勤時間に関しては、求人票にある勤務地までの時間をおおよそで計算して記入します。
電車通勤であれば使用する路線の名前と駅名、車・自転車・徒歩通勤であれば、各通勤手段と時間を記入しましょう。
自宅から会社までのドアtoドアでの時間を記入するのが一般的です。
扶養家族に関しては、「自身の収入で養っている家族」を記入します。
扶養家族がいない場合も、0人と記入することを忘れないようにしましょう。
もちろん配偶者の欄も、しっかり記入しましょう。

まとめ

これまで長く解説させていただきましたが、最後に重要な項目をまとめていきます。

・空欄をなくすように履歴書を埋める
・ミスをしてしまった場合は修正液や修正テープは使用せず新しく作成する
・顔写真は清潔感のある髪型・格好で!
・日付は作成した日ではなく、提出や投函する日
・和暦・西暦を履歴書上で統一する
・住所や学歴、職歴は必ず都道府県から記入する
・電話番号のほかに、メールアドレスも忘れずに
・学歴・職歴は分けて記入する
・応募する企業の職種や業種に関連する資格を記入する
・志望動機は自身の熱意や思いをアピールする場、細かく記入しましょう
・人柄を知ってもらう為特技や趣味、アピールポイントも書く
・忘れがちな通勤時間や扶養家族もしっかり記入しましょう

「夜職しか経験がないから履歴書を書くのが難しい…」と不安になる事はありません。
夜職とはいえキャバクラでもホステスでも、立派な社会人です。
過去の経験を存分に活かし、正社員への道を目指していきましょう。

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